2018.01.01

新年にあたって　理事長あいさつ

新年明けましておめでとうございます。皆様におかれましてはつつがなく新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。また平素より虹の翼の福祉事業に多大なるご支援とご協力を賜り、誠にありがとうございます。

平成２９年度は量より質を念頭に置き事業の運営を行って参りました。結果的に皆様のニーズとは反し業務の縮小となってしまったことを今後の課題として受け止めたいと思います。日本介護福祉士会会長　石本淳也のコメントに「圧倒的な介護人材不足の現場に置いて多様な人材を受け入れながら数を確保しつつも、介護福祉士を筆頭にしながら《介護の質》を担保することが重要である」と言われています。我々介護の現場職員が質の追求をしていかなければご利用者様やご家族のニーズに繋がらないと思います。平成３０年度は、医療・介護・障がいの報酬改定が行われ、地域包括ケアと共生社会の実現に向けた構造改革が加速することが予測されます。その背景には深刻な担い手不足、生産年齢人口の減少に伴い従来型の社会保障のあり方では支えられない現実があると思います。そうした中でも自己研鑽に取り組みしっかりと学びを積み上げ介護専門職である自信と誇りを持ち支援を進めて参りたいと思います。皆様の益々のご支援とご理解を賜りますことをお願い申し上げますとともに、本年が皆様にとって幸多き一年となりますことを心よりご祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。

本年も宜しくお願い申し上げます。

特定非営利活動法人　虹の翼　理事長　田中努